シントラの王宮がここに
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作成日時 : 2008/05/10 20:13
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館の食堂。アズレージョで囲まれた暖炉を背にせいぜい10人のメインダイニング、19世紀華々しい勢いが退いて、つつましさが少し広がり、それが却って生活感と親しさを現し現代人には馴染む。この部屋の暖かな雰囲気は何に由来するのかは知れないが、造って一緒に住んだ人々の声が聞こえてきそうなほどに、優しげだ。ここの可愛い中廊といい、全体の「別荘」らしき気楽さが「ちょいと俺でも泊れそう」と感じさせ居心地いい。
アズレージョも決して仰々しくなく、しかし時の職人が手抜きせずに作ったんではということが先ず感じられるようで、目地一本一本にも丁寧さが滲み出て、シントラの「偉さ」よりも近しさに溢れ楽しい気分にしてくれる。どうもポルトガルの歴史は、飛びぬけたリッチよりも「ちょいとリッチ」があって、それに対抗する側もその分だけ、ラディカルに「革命的に」そいつを血腥く葬り去る手法が苦手にならざるを得ないのかな。これまた日本と似ているところかもしれない。
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