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(257)うちの近く、5階建てのアパート群にジャガランダーの並木がある。昨年11月頃「長生きも過ぎるんじゃ」、「ここのジャガランダーはしつこいよ」などと悪口を言い合ったら、聞いていたらしい、今年はうんと遅咲きのようだ。 4年前メキシコの道端で種を拾って日本に帰り、大きめの鉢に埋め込んだら、あっという間に芽を出し、茎が伸びだした。強い植物だ。冴え冴えとした月光をも押し包むような闇に、むっくりと濃い緑葉が茂り、まるで根元を着飾ったような紫の落花の艶やかさが今もまぶたに焼き付いている。 ポルトガルの4月は「雨の季節」だとポルトガル語のアンナ先生から教わったが、今年は「強風とシャワー」襲来だ。そこでジャガランダーは死んだ振りをして、まるで斥候のようにひと房だけ、並木のなかの枯れ枝と茶色の胞子の合間から顔を出した。たったひと房ながら、4月早々からあちこちで咲き乱れる藤とは趣をことにして、しっかりと艶やかさを主張した紫だ。 去年リスボン市内で木の下を巡りめぐりして、メキシコの面影を求めたが、風のせいか根元を隠すほどには花が落ちていない。あるいは、集中的に咲き誇るメキシコとは違い、だらだらといつまでもひょいひょいと咲き続けるせいかも知れない。深い緑の葉っぱが木を覆いつくすには、もう少し時間がかかりそうだ。ブーゲンビリアも、それなりに咲き始めてはいるが、まだまだ勢いは全盛の十分の一だ。この春と夏の狭間の難しい時期、南国ポルトガルを彩り孤軍奮闘しているのはジャスミン。5月のシルクロードは杏の花が咲き、香りで酔うほどだとウイグルの人が教えてくれた。ここのジャスミンは仄かな香りが、およそ南国らしからざるゆかしさでいい。 蛇足だが、写真のジャガランダーのひと房識別できるかな? |
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ジャカランダの種、日本で咲かせてみたいのでぜひ拾っておいてください。ジャスミンは黄色かな?白かな? |
うしお 2008/05/02 21:58 |
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