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<<   作成日時 : 2008/04/22 03:17   >>

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(252)演劇博物館と僅か100メートルのところに、昔日の栄華の名残りとして門前の噴水と馬車寄せが広々した衣装博物館が、狭い道路沿いに並んである。やはり誰やら貴族の宮殿跡で、火災にもあわず、こちらは200年は経っているのだろうか、かなりかび臭い。しかし庭園の規模と多彩な木々と花々は奥深く鬱蒼として、その規模はかなり図抜けているようだ。宮殿の建物からぐっと急激にくだって一望する庭園と、その密生した木の先っぽ当りに、あれ?ゴルフ場がある。後で名手に聞いたら、9ホールとドライビングレンジがあるとか。
宮殿の入口で、早めに咲き競うピンク色のブーゲンビリアと遅咲きの藤と、さらに黄色い花の3色が一つの木のようにザワッと迎えてくれた。画像




ポルトガル最後の王マニュエルU(1908年暗殺さる)と王妃アメリアの衣装を中心とした遺品展示館である。時代はごく近いので、展示された写真の数々はちょっと茶色がかって、いかにも20世紀初頭の香りが立ち込め、建物の古めかしさと不思議なアンサンブルを醸し静寂の空間がどこまでも続く。映画「ラストエンペラー」のポルトガル版ということだろう。
ヨーロッパに王制幾多残るなかで、他の件に見る「曖昧・優柔不断」を旨としてきたポルトガルとしては、かなり異色の「決然」である。ナチスと連合軍の狭間で揺れた時期、カーネーション革命なる無血クーデター、どれもが些かけじめのない転換の歴史であった。これかなり日本と似通っている。画像







この展示館は、王政にだけドラスティック過ぎた罪滅ぼしか、と考えるのは過ぎると言うものだろう。画像

(毎回の写真は負荷軽減のためリサイズしているが、時々かなり大きめにしているので、画面でダブルクリックしては?記憶している事例では前回「えんぱくー5」の最後の写真)

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